【HubSpot】EFOツール連携でリード獲得とCVを最大化する方法

「HubSpotを活用してデータ分析を行い、日々営業活動に取り組んでいる」
「顧客管理も営業支援も、HubSpotを使えばデータに基づいて行えるから順調に進むはず」
そう考えていたのに、リードが伸び悩む、CVにつながらないといった課題を抱えてはいないでしょうか。
いくら高性能なMAツールでデータを収集しても、そのデータが正しい形でミスなく送られてこなければ、リードやCVは十分に獲得できません。
今回は、オールインワン型MAツール「HubSpot」とEFOツール(入力フォーム最適化ツール)を連携させることで生まれる効果を紹介します。

リード獲得におけるEFOの重要性
EFO(Entry Form Optimization)とは入力フォーム最適化のことです。
お問い合わせや資料請求のための情報入力フォームを、使いやすいようにしていくことを指します。
最適化の施策の例は以下のとおりです。
- 郵便番号を入力したら、住所を途中まで自動入力
- フィールドに入力する文字の種類によって、入力モードが全角/半角/日本語入力/英数字入力など切り替わる
- 入力ミスがあった時、リアルタイムで知らせる
- フォーム送信ボタンを見やすく、押しやすくする
こういったEFOを実施することで、ユーザーはストレスなくフォームに情報を入力して送信してくれるようになり、リードが獲得しやすくなります。
また、EFO実施で形の整ったデータが送信されることによって、データクレンジングや名寄せの手間が少なくなり、かかるコストも減少するのが大きなメリットです。
リード獲得やMAツールの運用においても、EFOはとても重要といえるでしょう。
参考:EFOとは?入力フォームを工夫して離脱率を下げる方法8選
HubSpotでEFOを実施しないことの裏に潜む課題とは?
HubSpotには無料の入力フォーム作成機能がありますが、それだけでは機能的に不足があると感じる人も少なくありません。
ここでは、HubSpot標準フォームの課題を見ていきましょう。
HubSpot標準の入力フォームにおける課題
HubSpotはSFAやCMSなど、マーケティング活動に必要な機能を一元的に利用・管理できるCRM(顧客関係管理)プラットフォームです。
Marketing HubやSales Hubなどを契約・搭載することで、オールインワン型MAツールとして利用できます。
HubSpot標準の入力フォーム機能でもプロパティに設定した検証ルール(文字数制限、数値のみ、正規表現など)によるリアルタイムエラー表示は可能です。
入力中に不正確な値が入ればその場で警告を出せるため、最低限のバリデーションは標準でも実現できます。
ただし、標準の入力フォームではユーザーがよく求める郵便番号からの住所自動入力やふりがな自動入力といった高度な入力補助は備わっていません。
HubSpot標準フォームだけでも基礎的なEFOは行えますが、自動入力に特化した便利機能まではカバーしきれないのが現状です。
「離脱率」「入力ミス」の課題
入力をすべて終わらせて送信ボタンを押したら、「入力エラー」としか表示されず、どこにエラーがあるかわからなくてイライラしたことはないでしょうか。
あるいは、入力する情報が多すぎたり、郵便番号や電話番号などの数字を入力するときに入力モードが日本語入力のままだったりして、面倒になって入力・送信をやめてしまったことはありませんか?
そういったフォームは、EFOを実施せずに設置されている可能性が高いでしょう。
EFOを実施しなかった結果、ユーザーは入力が面倒になって離脱してしまいます。
これはリードになり得たかもしれないユーザーを逃す大きな機会損失です。
表記揺れや間違ったデータが入るという課題
HubSpotではCRMに保存されたデータをもとにSales Hubがスコアリングを行います。
しかし、EFOを実施していないフォームから送られた表記揺れや入力ミスの多いデータを使用してしまうと、スコアリングの精度が上がらず正確な点数がつきません。
データの精緻さはスコアリングのキモであり、入力フォームから表記揺れや記入ミスがあるデータが入ってしまうと悪影響を及ぼすのです。
EFOツール導入でHubSpotはどう変わる?
本格的なEFOツールを導入すると、HubSpotはどのように変わるのでしょうか。
ここでは3つのポイントを解説します。
EFOがもたらす「リード数増加」と「データ品質向上」
EFOを専用ツールで実施すれば、ユーザーは入力のストレスを感じにくくなり、入力ミスと入力途中での離脱が減少します。
ストレスなく入力を行えることは、ユーザー体験やリード・CV獲得において非常に重要な要素です。
スムーズに情報を入力し送信できることは、結果的にリード情報を受信する件数の増加が見込める可能性につながるでしょう。
さらにデータ品質も向上し、営業活動の初手に移るまでの時間を短縮できます。
品質の高いデータが整えば無駄な営業アプローチや機会損失が減り、その分のコスト削減も実現するため、専用ツールによるEFOは情報の「量」と「質」両面に好影響をもたらす施策なのです。
CRM/SFAに流れるデータの精度が高まり営業効率が改善
EFOを実施すると、下記のようなベネフィットが発生します。
- 会社名の表記揺れがなくなる
- 記入ミスがないデータが送られてくる
- メールアドレス入力にタイプミスがなくなる
結果として、正しい形式のデータがCRMに入ってくるため、Sales Hubのスコアリング精度が向上します。
すると、正確に高スコアがついたリードへ営業活動を行えるようになるため、契約獲得の可能性が高まるのです。
営業担当とマーケ担当の連携も強化され組織全体のパイプラインを健全に回すことができるようになり、相互関係に信頼感が生まれることもメリットといえるでしょう。
セグメンテーションが正確になり、レポーティング精度も大幅向上
データが整うことで、条件抽出やソーティングが容易にできるようになるのも利点です。
表記揺れが減ることで分類がしやすくなり、セグメンテーションやA/Bテストも実施しやすくなります。
必要なデータを抽出して施策を打ち、テストを行う一連の流れがスムーズに回せるようになってくると、HubSpotダッシュボードで作成するレポートの正確性も高まるため分析の信頼性が向上することも期待できます。
リードがホットかコールドかの判断もしやすくなり初期アプローチ設計をより緻密に行えるようになるでしょう。
HubSpot × EFOツール連携で得られる実務メリット
HubSpotとEFOツールを連携させることで、さまざまなメリットが得られます。
フォームデータが整うことで、マーケティングや営業にどんな好影響があるのかを見ていきましょう。
フォーム改善PDCAが高速化される
HubSpotとEFOツールを連携させれば、フォーム改善のPDCAを効率的に回せます。
分析レポートで離脱項目やエラー率が可視化されるため、
「課題を発見 → 改善策を実行 → 運用→CV増加」
この一連の流れをスムーズに進めることが可能です。
改善サイクルが効率化されることで、小さな変更も素早くテスト・反映でき、CVRの向上スピードが加速する効果も期待できるでしょう。
さらに、改善の効果を数値として可視化できるため、社内報告や稟議で説得力を持たせやすくなります。
繰り返しの改善ログは社内のナレッジとして蓄積され、新しい施策やフォーム作成の際にも再現性のある成果につながるのです。
営業チームとの連携強化で成約率アップ
営業担当者がリードに的確なフォローを行えるようになり、営業プロセス全体の効率が高まります。
マーケティングが創出したリードの受注転換率が上がることで、「質の高いリードを十分に供給している」と営業側の信頼も増すのです。
部門間の連携が円滑になりリードごとに適したアプローチができるようになるため、施策の無駄打ちも減少し、CVや制約につながることが期待できます。
HubSpotに初めてEFOツールを導入するなら「DAWNEFO」がおすすめ
HubSpotはCRM・SFA・MAを一体化した強力なツールですが、先述した通り入力フォームの精度が低ければ、その力を十分に活かせません。
専門のEFOツールを連携させることで、リードやCVの獲得数を向上させると良いでしょう。
株式会社STUDIO NIKAが開発したEFOツール「DAWNEFO」を連携することで、以下のような効果を得ることができます。
- リード獲得数の増加
- データ品質の向上
- 営業効率の改善
また、「DAWNEFO」には下記のようなメリットがあります。
- 月額利用料は7,980円
長期運用が求められるHubSpotにぴったり。業界最安値級の価格でランニングコスト対策も◎ - 主要なMAツールで想定される項目への豊富な入力制御可能
HubSpotで想定される項目への対応もOK!コンバージョン獲得のために必要な一連のマーケティング活動を加味した入力制御ができます。 - 各種ABテストツールで実装可能
さまざまなABテストツールで実装できるので、互換性に悩むことなくテストを行いPDCAが回せます。 - レスポンシブデザイン対応
モバイルフレンドリーな状況に対応!PCで作ったフォームをモバイル表示でも崩しません。 - ステップフォーム作成可能
順を追って入力作業が必要な場合、ステップフォームの導入もできます。 - 確認画面を作成可能
フォーム内容をしっかり送信できたかどうかを確かめられる確認画面の作成が可能です。 - お問い合わせを通じて相談してから使用可能
お客様のご希望や将来なりたい状態などをヒアリングし、ご納得いただいた上での使用開始が可能です。
フォームという「データの入り口」を整えることは、HubSpotを次のステージに引き上げるために欠かせないステップです。
「DAWNEFO」 は、1,500サイト以上を改善してきた上級ウェブ解析士の知見をもとに設計されており、HubSpotをすでに導入している企業様に大きな効果を発揮します。
HubSpot活用をさらに進化させたい方は、ぜひ弊社にご相談ください。
まとめ:HubSpotとEFOツールの連携はCV数を最大化するための最適解
これまでの情報をまとめます。
- HubSpotの標準フォームでは補えきれない部分をEFOツールで強化することが重要
- データの質と量を両立させることで、リードの増加が見込める
- 営業・マーケ両部門の連携が円滑になり、CVRや成約率の底上げが可能
- 導入しやすいDAWNEFOを活用してフォーム改善に取り組むのがおすすめ
HubSpotとEFOツールを連携させることはスムーズなマーケティング活動や営業活動を進めることにつながり、それが結果的にCV数を最大化するための最適解になり得るのです。
着実かつスピーディにCVを獲得するためにも、EFOをしっかり実施してリード獲得をしていきましょう!