【SATORI】MAツールとEFOツールの連携メリットとは

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MAツール「SATORI」でデータ収集や配信を行っているものの、フォームから送信されるデータの内容や形式がバラバラで、名寄せやデータクレンジングに時間を取られていませんか?

この状態を放置すると、スコアリングの精度が下がり、せっかくの見込み顧客を逃す機会損失につながりかねません。

本記事では、EFOツールをSATORIに連携させることで、フォーム改善とデータ整備を同時に実現し、CVR向上へとつなげる方法をご紹介します。

目次

SATORI運用で感じる「フォーム周りの課題」とは?

MAツール「SATORI」を運用していく中で、フォームから送られてくるデータの不揃いがネックになることがあります。
適切なアプローチを行うためにも入力フォームの最適化は必須であり、SATORIの分析結果のみでマーケティングや営業活動を行うだけではまだまだ対策が足りません。

ここでは入力フォーム最適化(EFO)を実施しない場合に起こりうる問題やデメリットを紹介します。
以下を解消し、質の高いリードの獲得件数向上を目指しましょう!

入力されたデータが名寄せしにくい

入力しづらいフォームから送られたデータは、打ち間違いや入力欄の誤使用などが原因で形式がばらけることがあります。
また、同じ企業からの送信データでも「(株)ABC」と「株式会社ABC」といった違いや全角英数と半角英数の違いがあると、同じ内容でも表記が違う時点で別データです。

都道府県が省略されることで表記揺れが起こることもあります。
たとえば、
「東京都文京区〜」◯
「文京区〜」×

といった形で、これもまたデータ形式が揃わない原因となってしまいます。

このように、入力項目とは異なる情報が入力されていたり、半角・全角の違いや都道府県省略などで表記が統一されていなかったりしてデータが揃っていないと、名寄せの手間はより増していきます。

最初からきれいな形式のデータを名寄せするのと、表記にばらつきがあるデータを名寄せするのとではかかるコストも違うので、EFOを実施して手間とコストを減らしていきたいところです。

メールアドレスの誤入力でリード損失

ホームページやLPを見て商品に興味を持ったユーザーがメールアドレスを誤入力すると、そのリードに連絡できなくなってしまいます。

電話番号や住所の正しい情報が別途あればそこから架電などでアプローチできますが、フォーム入力の誤りのせいでメールでのアプローチができなくなるのは大きな機会損失といえるでしょう。
それを防ぐためにも、正確なデータ集めのためのEFOは必要になってくるのです。

データのばらつきがスコアリングに悪影響

フォームの入力内容に誤りがあると、SATORIのスコアリング精度が低下します。
たとえば、同一ユーザーが資料請求とお問い合わせのそれぞれでフォームを送っているのに、メールアドレスや住所の表記揺れがあるために別ユーザーの行動としてカウントされると、スコアリングの精度が低くなります。

資料請求のスコアが15点、お問い合わせも同じく15点だとして、それがデータ表記揺れによる影響がない1人のユーザーによる行動として見なされれば、そのユーザーのスコアは30点です。
しかし、資料請求とお問い合わせで入力データに表記揺れがあるせいで別々のユーザーが行動を起こしたとみなされれば、15点のユーザーが2人いることになってしまう結果につながりかねません。
こういった精緻ではないスコアリングを防ぐためにも、EFOは不可欠といえます。

EFOを実施して高精度に行われたスコアリング結果をフル活用することが、よりリードへ積極的にサービスや商品の提案を行うためのカギになるでしょう。

SATORIのフォーム周りの悩みはEFOツールで解決できます

データのばらつきによる上記の課題は、EFOツールをSATORIに連携させて運用することで改善が可能です!
以下に、EFOツールの導入で解決できるパターンをご紹介します。

入力補助・リアルタイムバリデーションで誤入力防止

住所が長く入力の手間になる場合に役立つのが、EFOツールの入力補助機能や住所サジェスト機能です。
郵便番号を入力しただけでデータベースから郵便番号に紐づいた住所を引っ張ってきてくれるのであとは番地や建物名だけを入力すれば良い状態にしてくれます。
また、電話番号などの半角英数字を入力するときに、入力形式の全角/半角を自動で切り替えるフォーマット自動変換も便利です。
自分の手で直接入力や操作しなくても良いように補助されることでユーザーが楽に入力でき、CVRの向上に繋げられます。
これは入力補助機能最大のメリットといえるでしょう。

リアルタイムバリデーションは、入力中にエラー箇所をその場で知らせる機能です。
数多くある入力欄にやっと全部情報を入れ終わって送信ボタンを押したら、エラー表示に「入力ミスがあります」としか出てこずに「どこがどう間違っているの?」とイライラしたことはありませんか?
リアルタイムバリデーションは、入力している最中にどこがどう間違っているかを教えてくれるため、送信ボタンを押してから出現するエラーや、そこから付随するユーザーのストレスを軽減できます。

表記揺れを吸収して名寄せ・データクレンジングを効率化

EFOツールを導入することで、
「表記揺れのせいで不揃いなデータからやっと見つけたリードに連絡したら、実は以前連絡した相手と同じ相手だった……!」
といった、営業活動の無駄発生防止にも役立ちます。
EFOツール経由で送られるデータは最初から整っているため、やみくもな提案や接触を減らすことができるのです。

また、EFOツールは自社のデータ取得での必須項目に対して、独自のバリデーションを入れることもできます。
ほとんどのデータをきれいな形式で送信させることができるため、名寄せ・データクレンジングのコストダウンが可能になります。

正確なデータでスコアリングや配信の質を向上

誤入力防止と離脱率低下により、CVR改善とデータ品質向上を同時に実現できます。
EFO実施によって送られるデータ処理は、以下の通りです。

  • メール・電話番号の形式チェック
  • 必須項目の未入力防止
  • 会社名や住所の予測入力
  • 半角・全角統一やハイフン自動補完

これらの処理が行われ、SATORIに入る時点でクリーンなデータとなることでスコアリングの精度が高まり、広告やメール配信も的確なターゲットへ届くようになります。

参考:EFOとは?入力フォームを工夫して離脱率を下げる方法8選

SATORI×EFOツールで得られる3つの実務的メリット

SATORIとEFOツールを連携することで得られる主なメリットは次の3つです。

匿名リードの精度上昇

EFOツールが入力の手間を軽減することでリードがストレスなくフォームを完了させると、SATORIが持つ匿名の行動履歴データにリードの個人情報が紐づいて精度の高い「実名リード」へと転換されます。

アプローチのターゲットの情報濃度が「実名リード」になったことで濃くなると、よりリードにふさわしい提案を行うことができるようになり、成約率が上がる可能性が生まれるのです。

その結果、CV獲得後の営業活動の成功率が向上し、CVRの上昇も期待できます。

タグベーススコアの信頼性向上

EFOツールを連携させることでフォームの入力データを正確かつ整った状態で取得すると、入力内容の粒度が揃う、表記揺れが減るなどしてデータ品質の向上が見込めます

しかし、ただきれいなデータを取得しただけではCVRの上昇や本契約には結びつきません。

EFOツールとの連携でSATORIはフォーム送信行動に正しく高スコアをつけられるようになるため、タグベーススコアの信頼性が向上します。そうすると、営業活動で「誰に」「どのように」「アプローチするか」の判断がしやすくなるのです。

量的データと質的データを合わせると「どのリードがどこにより興味を持っているのか」がわかるようになり、各リードに対するナーチャリング活動がよりしやすくなるでしょう。

ホットアラート機能との連携でリアルタイムに近いアプローチが可能

SATORIのホットアラート機能とEFOツールを連携させることで、リードの関心・熱量が最も高い時点で素早くアプローチすることが可能です。
リードが料金ページの複数回にわたる閲覧やフォーム送信等の高スコア行動を取った直後の興味関心がまだ熱い状態で、すぐアプローチをかけることができるようになると、結果的に働きかけが実を結びやすくなります。

SATORIとEFOツールの連携の仕組みとツール選定のポイントは?

SATORIとEFOツールの主な連携方法とその流れをご説明します。

主な連携の仕組みや方法を知っておけば実際にEFOツールをSATORIと一緒に利用する際に慌てずに導入できますので、ぜひご活用ください。

連携の仕組み

主な連携方法は以下の3つです。

  • JavaScriptタグをフォームHTMLに埋め込む
  • APIによるサーバー間連携
  • Webhookによるデータ連携

この3つの中でもっとも簡単なのは、JavaScriptタグ埋め込みです。

手順は、

  1. EFO管理画面でタグを発行
  2. フォームページのHTMLの</body>直前など指定位置にタグを貼り付け
  3. 必要なIDやキーを設定
  4. 保存・公開し、動作確認

という流れです。

ツール選定の際に見るべき3つのポイント

ツール選定の際に大切なのは、「何がどこまでできるか」「どんな機能があるか」「うまく使い続けられるか」がカギとなってきます。
以下にツール選定の際に見るべき3つのポイントを簡単にまとめました。

  • 連携方法と対応範囲
    データ取得範囲やスコアリングとの連動度を確認し、設置不可の場合の代替策も想定する。
  • 入力支援機能と改善可視化の充実度
    リアルタイムバリデーションや自動補完、離脱分析、ABテストなど改善に必要な機能を備えているか。
  • 運用のしやすさ
    サポート体制、UIの使いやすさ、コスト、少人数での運用可否を確認する

上記3つのポイントを意識して、事業に最適なEFOツールを選びましょう。

EFOツールはやみくもに導入すれば良いわけではない

上記の基準で自社のマーケティング活動にあったものを選定することによって、EFOツールの力は発揮されます。
しかし、「EFOを実施しないといけないから」とやみくもに高機能すぎるEFOツールを導入しても自社での運用が難しくなりますし、かといって最小限の機能しかないツールで多くの対策を講じようとしても機能不足に陥ります。

使いやすさ、自社のマーケティング施策とツールの対応範囲、利用料金やサポート体制などをよく分析し、過不足がないことを確認して導入することが大切です。

SATORIに連携させるとよいおすすめEFOツール

ここで、実際にSATORIなどのMAツールに連携させると効果的な、おすすめのEFOツールをご紹介します。

EFOツールは数多く存在し、様々なサイトやツールに連携できます。しかし「どれを選んでも同じ」というわけではありません。特にSATORIのようなMAツールと組み合わせるなら、「MAツール連携に特化したもの」を選ぶことが重要です。

その点、DAWNEFO(株式会社STUDIO NIKA)は1500サイト以上の改善実績を持つ上級ウェブ解析士マスターが制作したEFOツールで、MAツールとの連携にも強く、多くの企業から支持されています。

導入や運用も比較的シンプルで、誰でも扱いやすいのも魅力です。
少しでもご興味を持った方は、下の赤いボタンからぜひDAWNEFOをご覧ください。

まとめ:SATORI運用の成果を最大化するにはEFO連携が必須

SATORIの活用精度を高めるには、EFO実施が不可欠です。
EFOツールとの連携で、

  • CVR改善とデータ整備の同時実現
  • 無駄なマーケ施策削減
  • 「今すぐ案件化できるリード」の正確な抽出
  • リアルタイムに近い熱が高い時点でのアプローチ

これらが可能になり、精度の低いリードへの無駄打ちが減り、成約率向上が期待できるようになります。

STUDIO NIKAのDAWNEFOならSATORIとの連携もスムーズです。
フォーム改善とデータ精度アップを同時に実現し「今アツい見込み顧客」への的確なアプローチを可能にします!

MAツールのみ、あるいはSATORIのみでマーケティング活動をしているご担当者様は、この記事を読んだことを機にEFOツールを導入し、CVRの改善・向上を目指すことがおすすめです。

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